越、国民のカジノ入場を合法化 年間8億ドルの税収流出防止 (1/2ページ)

大型商業施設のブランド店で買い物をする人たち。ベトナムはカジノを含む高級リゾート施設への需要が高まると予想される=首都ハノイ(ブルームバーグ)
大型商業施設のブランド店で買い物をする人たち。ベトナムはカジノを含む高級リゾート施設への需要が高まると予想される=首都ハノイ(ブルームバーグ)【拡大】

 ベトナム政府は、国民のカジノ入場を条件付きで合法化した。また、同国のカジノ事業への最低投資額を20億ドル(約2244億円)とし、従来の40億ドルから引き下げた。今後、外資カジノ関連企業などの投資拡大が見込まれる。現地経済紙ベトナム・インベストメント・レビューなどが報じた。

 これまでカジノに入場できるのは、外国人と国外在住のベトナム人に限られていた。3月以降は、21歳以上で月収が1000万ドン(約5万円)を超えるなどの条件付きで国民のカジノ入場が可能となる。

 ベトナム国民は、国内のカジノ入場が禁じられていたため、カンボジアなど周辺国のカジノに出向いていた。これにより、税収の損失額が年間8億ドルに上るとされる。ベトナム政府は国民のカジノ入場合法化で税収の流出を防ぎたい狙いがある。

 加えて、カジノ事業への最低投資額の引き下げによる経済効果も期待される。政府系シンクタンクは、カジノ事業への外国からの投資が30億ドル増加すれば、国内総生産(GDP)を0.58%押し上げるとしている。