OPEC減産合意90%順守 サウジ履行寄与で1月推計値最高

2017.2.11 05:00

 石油輸出国機構(OPEC)の減産合意について加盟国の順守率が過去最高を記録した。国際エネルギー機関(IEA)が10日、推計値を示した。OPECは供給過剰解消のため減産に合意したが、予想以上に強い需要がこの目標への追い風となっている。

 IEAが公表した月報によると、合意実施第1月である1月の減産量順守率は90%。サウジアラビアが合意を上回る減産を実施したことが寄与した。一方で石油需要は堅調を維持しており、IEAによれば昨年は予想以上に増加し2017年も拡大が続く見込み。

 「OPECは合意した6カ月間の減産について、良いスタートを切ったようだ。OPECの減産取り組みの歴史の中で最大の実績の一つだったことは確かだ」とIEAは指摘した。

 IEAは16年の世界石油需要の見積もりを3カ月連続で上方修正。17年の見通しも引き上げ日量140万バレル増と予想した。

 OPECが減産合意順守を続けた場合、世界の石油在庫は上期に1日当たり60万バレル減少するとIEAは試算した。先進国の在庫は5カ月連続で減っており、昨年10~12月期(第4四半期)は3年ぶりの大幅減だったものの、過去の平均水準をまだ大きく上回っている。(ブルームバーグ Grant Smith)

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