非社交的で緊張強いる上司 ファンド運営「シタデル」で幹部退職相次ぐ (1/2ページ)

2017.2.20 06:09

難しい上司として知られるシタデルのケネス・グリフィンCEO(ブルームバーグ)
難しい上司として知られるシタデルのケネス・グリフィンCEO(ブルームバーグ)【拡大】

 ヘッジファンド運営会社シタデルを創業したケネス・グリフィン最高経営責任者(CEO)は、社交的な人ではない。市場の動きを巧みに読む抜け目のない投資家であることを実証し、人間関係よりも電子市場の浮世離れした専門的技能が優先される金融分野では成功したが、現実世界に戻ると、仕えるのが難しい人物として有名だ。

 米マイクロソフトの最高執行責任者(COO)を務めたケビン・ターナー氏のケースが典型的な例だ。株式や米国債、オプション、スワップのマーケットメーク(値付け業務)を行うシタデル・セキュリティーズのCEOとして、グリフィン氏が昨年7月に採用したターナー氏は、わずか7カ月の在任期間を経て、1月27日に突然退職した。

 シタデル・セキュリティーズは現状ではあまり知られていないが、世界中の投資家のために数々の証券の円滑な売買に貢献する強力なマーケットメーカーに育て上げたいとグリフィン氏は望んでいる。

 ターナー氏は米ウォルマート・ストアーズでレジ係から幹部に昇進。その後マイクロソフトに移籍してCOOを11年間務め、同社で報酬が最も高額な経営幹部となった。関係者によれば、ターナー氏のこうした経歴が金融分野にも生かせると考えたグリフィン氏は、ターナー氏に年間2500万ドル(現在の為替レートで約28億2700万円)の報酬を2年間支払うことを約束した。

「私のビジネスには緊張が欲しい。緊張は変化をもたらす」

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