安倍晋三首相ら閣僚や各党幹部は24日、「プレミアムフライデー」の浸透を図るため、率先して日常とは違う時間を過ごした。
安倍首相はこの日、午後3時過ぎに仕事を切り上げて首相官邸を出発。東京・谷中の「全生庵」で、山本有二農林水産相とともに作務衣姿で座禅を組んだ。その後、上野公園内でのミニコンサートや展覧会もはしごし、「アフター3」を満喫。記者団に「ゆっくりと文化に触れて、人生が豊かになるような気がした」と笑顔で話した。
他の閣僚もデパートでのショッピングやお菓子作り体験、フランス料理店での食事など思い思いに楽しんだ。
自民党は事前に職員に早期退庁を指示しており、中には議員会館の事務所のドアにプレミアムフライデーを告知する張り紙をして、午後3時に“店じまい”をした国会議員も。一方、二階俊博幹事長は風邪のため午前中に永田町を後にした。