インドネシア、医薬品透明化と値下げに注力 医師と薬品会社が癒着 不公正な慣習撤廃へ (2/2ページ)

首都ジャカルタのドラッグストアで売られている医薬品。インドネシアの医薬品市場は拡大が予想される(ブルームバーグ)
首都ジャカルタのドラッグストアで売られている医薬品。インドネシアの医薬品市場は拡大が予想される(ブルームバーグ)【拡大】

 14年に政府が作成した報告書によると、同国では風邪の患者に対して26万5000ルピアのブランドジェネリック医薬品を処方する医師が多かった。

 しかし、同幹部は、この薬の代用となるジェネリック医薬品が最安1万9350ルピアであると指摘。患者の選択権を守るために市場の監視を強化する必要があると強調した。

 このほか、国産の医薬品が原料の9割を輸入に頼っていることなども薬価引き下げの支障となっているもようだ。同幹部は、長期的な視点で市場の構造改革に取り組む必要があるとの認識を示した。

 所得増や健康意識の変化などで医療・健康サービスの需要拡大が予想されるなか、山積する医薬品市場の課題をどうクリアしていくか。政府の手腕も問われていきそうだ。(シンガポール支局)