シンガポールのカジノ収入が伸び悩み 富裕層が利用するVIP部門が不調

2017.2.28 05:40

シンガポールの統合型リゾート施設「マリーナベイ・サンズ」のカジノ。利用者の多くは旅行者などの外国人だ(共同)
シンガポールの統合型リゾート施設「マリーナベイ・サンズ」のカジノ。利用者の多くは旅行者などの外国人だ(共同)【拡大】

 シンガポールは、2017年のカジノ収入が伸び悩む見通しだ。英格付け会社フィッチ・レーティングスの予想では、売り上げが40億米ドル(約4482億円)で前年の16年並みにとどまる。富裕層が利用するVIP部門の不調が見込まれることなどが要因としている。現地経済紙ビジネス・タイムズなどが報じた。

 フィッチ・レーティングスの報告書によると、シンガポールのカジノは16年1~6月に中国人旅行者が前年同期比で12.5%増加したにもかかわらずVIP部門が縮小した。政府が国民に対して入場料を課すなどして自国民の利用を規制していることから、シンガポールのカジノは外国人の比重が大きく、投じる金額の多いVIP部門の縮小が全体の不振に直結したもようだ。

 フィッチ・レーティングスは、VIP部門の不調が17年も続くと予想。シンガポールを代表するカジノ付き統合型リゾート(IR)のマリーナベイ・サンズ、リゾーツ・ワールド・セントーサとマカオやフィリピンなど近隣地域のIRとの競争激化もカジノ収入の伸び悩みにつながるとみている。

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