１０年物国債、落札利回り０．０８２％

　財務省は２日、３月に発行する１０年物国債の入札を実施し、平均落札利回りが０．０８２％となった。１０年債の落札利回りのプラスは４カ月連続。２月発行分の０．０８７％に比べプラス幅が縮小した。日銀が、新発１０年債の利回りが指標となる長期金利を０％程度に誘導する目標を設定し、流通市場で１０年債の利回りがプラス圏内で推移していることが反映された。２日の入札には８兆１４１０億円の応募があり、２兆１７５４億円が落札された。発行日は３月２１日。額面に対する利息の割合を示す表面利率は２月分と同じ年０．１％に据え置き、１３カ月連続で過去最低の水準となった。