韓国“貧困お年寄り”深刻化 少ない年金、肉体労働で糊口しのぐ (2/4ページ)

2017.3.13 06:13

宅配荷物を手に、地下鉄に乗るチョ・ヨン・ムーンさん。年金だけでは不足する生活費の足しにするため、低賃金の仕事に就くことを余儀なくされる高齢者が増えている=ソウル(ブルームバーグ)
宅配荷物を手に、地下鉄に乗るチョ・ヨン・ムーンさん。年金だけでは不足する生活費の足しにするため、低賃金の仕事に就くことを余儀なくされる高齢者が増えている=ソウル(ブルームバーグ)【拡大】

 韓国では年功序列と年齢に基づく給与体系が一般的であり、多くの労働者は退職後の生活に十分な貯蓄をする前に、50代半ばから後半で会社から押し出される。高齢者が子供や孫と同居する複数世代家族も減り、何百万人もの高齢者がセーフティーネットを持たない状況にある。

 韓国の高齢者貧困率は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高い。OECDは同国の実際の退職年齢について、2014年に男性は73歳、女性は71歳だったと推定している。

 高麗大学校(ソウル)のシン・クワン・ホ経済学教授は「企業は年功序列に基づき昇給する文化を変える必要がある。こうした文化は企業が高齢者を雇用し続けたがらない原因の一つだ。現代の高齢者は昔よりも元気で、より若い労働年齢人口の減少を補う一助となり得る」と述べた。

 だが、労働市場で再出発を考える高齢者が選ぶことのできる仕事は限られており、賃金が大幅に減少することもある。こうした中、チョさんのケースでも見られるように、65歳以上に与えられる地下鉄の無料パスは多くの高齢者にとって重要な武器となる。

スキル磨き再就職

 高齢者の再就職を支援するゴールデン・ジョブ・センター(ソウル市運営)では、宅配業者や駐車場係員、アパート管理人、図書館員などとして働くためのトレーニングに特に力を入れている。

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