日銀、巧妙な「後手の対応」 FRBの動き様子見 市場混乱に予防線 (1/2ページ)

2017.3.16 05:40

1月の政策決定会合後に記者会見する日銀の黒田東彦総裁(ブルームバーグ)
1月の政策決定会合後に記者会見する日銀の黒田東彦総裁(ブルームバーグ)【拡大】

 米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが特定の月に偏ることはない-。イエレン議長らFRB当局者が繰り返すこの言葉を、日本銀行の黒田東彦総裁はどう受け止めているだろう。

 今年8回開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)のうち、市場関係者が特に注目するのは3、6、9、12月の会合。イエレン議長の会見とセットになっているため、利上げがあり得るとみるからだ。くしくも日銀が同じ月に開く金融政策決定会合はいずれもFOMCの後だ。決定会合を従来の14回から米欧の主要中銀と同数に減らした昨年は、FOMC後は2回だけだった。

 みずほ証券の末広徹シニアマーケットエコノミストは、今年の決定会合の日程について「日銀はさすがに巧妙だ。市場の期待先行を映して海外金利が高めなので、国内金利も少しは上がっても良いのではないかという見方が広がっているが、日銀は金利の誘導目標をできれば動かしたくないだろう。市場の先走りを抑えるには、他国の動きに後出しジャンケン的に対応する必要がある」と言う。

 トランプ政権による大規模な景気刺激策を先取りした米金利の上昇とドル高、日中独などの通貨安に対する批判。海外情勢の変化を踏まえた金融政策のかじ取りと市場との対話は、日銀の黒田総裁にとって重要な課題のままだ。

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