「日銀緩和、理解得られる」 G20見通し 門間・元日銀理事に聞く

2017.3.17 05:38

門間一夫氏
門間一夫氏【拡大】

 17日にドイツで開幕するG20財務相・中央銀行総裁会議について、議論の見通しを元日銀理事の門間一夫氏に聞いた。最大のテーマは、世界経済の持続的な成長になりそうだ。世界経済が回復傾向にあるという認識を共有した上で、成長の果実が均等に配分されるように努力を続けていこうという内容になるだろう。議長国ドイツは経済の持続性や強靱(きょうじん)性を重視する立場から、参加国間の調整に動くのではないか。

 世界経済の先行きを見通す上で、地政学的な要因で投資家のリスク回避姿勢が強まり、悪い方に向かう可能性はある。欧州主要国の国政選挙や中東の内紛、難民問題の行方にも注意が必要だ。また、グローバリズムに対する反感から保護主義が強まり、貿易や投資を抑制する方向に向かうと、成長の阻害要因になる。

 為替政策をめぐる議論も注目される。ただ、為替相場について、『過度な変動や無秩序な動きは悪影響』だとする見解や、輸出に有利な『通貨の競争的な切り下げ』を各国が避けるとの大枠では、すでに合意ができている。(人民元の切り下げが問題になった)中国も、自由な為替相場を目指しつつ、安定性を図るという説明をするだろう。

 米国が利上げを進めると日米金利差が広がり、円安ドル高要因になる。デフレ脱却を確実なものにするため、日銀が金融緩和を続けていくこと自体は、理解を得られるだろう。アベノミクスが始まった2013年度以降の3年間の経済成長率は平均1.2%。経済の熱を物価上昇圧力に換えるため、金融面から支える必要がある。(米沢文)

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