「配車サービスにも規制を」 ベトナムでタクシー業界が公平な競争訴え (1/2ページ)

2017.3.21 05:00

タクシーや自家用車で混み合う首都ハノイの道路(ブルームバーグ)
タクシーや自家用車で混み合う首都ハノイの道路(ブルームバーグ)【拡大】

 ベトナムは、一般ドライバーがスマートフォンなどのアプリを通じて紹介された乗客を自家用車で目的地に運ぶ配車サービスが急拡大している。これに伴い、タクシー会社はじり貧状態だ。国営ベトナム・ニューズなどによると、最大都市ホーチミンでは営業ライセンスを取得するタクシーの台数が、2010年の2万台から今年は1万1000台にほぼ半減する見通しだ。

 米ウーバーやマレーシアのグラブタクシーによる配車サービスがベトナムで利用者を伸ばし、タクシー客を奪っている。タクシー業界からは、営業体制や課税面などで不利だとして、米ウーバーなど配車サービス会社との公平な競争を求める声が上がる。ハノイ・タクシー協会のドー・クオック・ビン会長は、タクシー会社が営業ライセンスの登録や料金体制、ロゴの表示に至るまで厳しく規制されている半面、米ウーバーやグラブタクシーは何の規制も受けていないと不満をあらわにし、配車サービス会社にも同じ規則を適用するよう政府に訴えた。

 地場タクシー大手ビナサンタクシーの幹部は、タクシー会社と配車サービス会社との間で付加価値税の税率が異なるなど、税制面における不公平を指摘する。ベトナム税務総局の14年度(14年4月~15年3月)のデータによると、米ウーバーとグラブタクシーへの登録台数は合計1万5000台で徴税額が190億ドン(約9300万円)だったのに対し、ビナサンタクシーは登録台数6000台で徴税額は6920億ドンだった。同幹部は政府にとっても大きな歳入損失になっているとの見解を示した。

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