中国と南アジア覇権で火花 インドがバングラデシュへの支援拡大 (1/2ページ)

 インド、中国の両国は近年、南アジア諸国への融資を通じて同地域での影響力を拡大しようと競い合ってきた。このほどインドがバングラデシュへのインフラ支援を大幅に拡大することから、印中が繰り広げる南アジア地域の覇権をめぐる争いが激しくなりそうだ。

 バングラデシュのハシナ首相は4月7日インドを訪問し、同国のモディ首相と2国間の協力関係について協議する予定だ。ハシナ首相が就任以来初めてインドを訪れるのは、過激派組織「イスラム国(IS)」によるバングラデシュへの攻撃が急増していることがある。

 インドのプラダン石油・天然ガス相によれば、両国の首相は会談後に複数分野での協力に関する合意に調印するという。会談では、液化天然ガス(LNG)などのエネルギー計画や石油製品の供給について協議される見込みだ。

 ハシナ首相の経済担当補佐官マシュール・ラーマン氏は、インドがバングラデシュに対し最大50億ドル(約5530億円)の融資を行うだろうと予測する。さらに、同氏は「多様な分野での協力関係を検討することになるが、やはり経済協力の促進が中心だ」と指摘した。

中国と比べると融資額の点で見劣り