【中国を読む】米中貿易摩擦は大きなリスク 日本総合研究所・関辰一 (1/3ページ)

2017.4.3 05:00


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 米トランプ新政権の通商・為替政策は中国にとって大きな懸念材料である。米国は最大の輸出相手国であるため、公約通り高い関税を設定されると、中国にとって極めて大きなダメージになる。また、対中貿易赤字は米国の貿易赤字の47%を占め、9%にとどまる対日貿易赤字を大幅に上回る。今後、米国は人民元に対して、円以上の切り上げ圧力をかけると思われる。米国が強硬措置を講じた場合、中国は報復関税などの対抗措置に踏み切る可能性が高い。報復合戦の激化は世界経済の下振れ要因になりかねない。

 ◆最大の輸出相手

 3月1日、米通商代表部(USTR)が世界貿易機関(WTO)判決よりも国内法を優先すると表明した。トランプ大統領は、選挙前から中国からの輸入に45%の高率関税を課すべきだと主張してきた。米中貿易摩擦が深刻化するリスクは、中国経済の先行きの大きな不透明要因となっている。

 米国は中国の最大の輸出相手国である。2016年の米国向け輸出は輸出総額の18.2%にあたる3891億ドル(約43兆3380億円)に上る。これは欧州連合(EU)向け輸出の3433億ドルを上回る。公約通り高い関税を設定されると、中国にとって極めて大きなダメージになる。米国向け輸出額の上位品目である繊維・玩具・履物、電気機械、産業用機械は、それぞれ全体の26.9%、24.0%、23.3%を占める。一律に関税が引き上げられれば、特にこれらの分野に悪影響が及ぶ。

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