【投資講座】《外貨の活用》(1)〈今後の為替相場見通し〉大局をとらえて相場観の確立を (1/4ページ)

2017.4.3 15:29

 国内景気は緩やかな回復基調を維持し、物価にも上昇の兆しが表れています。一方、賃金の伸びは鈍く、円の低金利は長期にわたって続く見込みです。こうしたなかで、日本にいながらにして外貨投資を行う個人投資家が増えています。預金や投資信託、保険、債券など金融商品は様々ありますが、それらを円建てだけではなく外貨建てで運用することによって、資産保全と資産運用の双方のメリットを享受することが出来ます。この投資講座「外貨の活用」を通じて、外貨の特徴や活用法に注目し、関心を深めてみるのはいかがでしょうか。2019年秋の消費税率引き上げや20年夏の東京オリンピックを視野に入れ、資産運用を見直す良い機会かもしれません。(SMBC信託銀行 二宮圭子)

為替相場を見通すポイント

 個人投資家の外貨投資は定着しつつありますが、08年の金融危機以降は既往の原油安もあいまって、ドルやユーロなど先進国通貨の金利も低下傾向をたどりました。金利妙味が薄れるなかで為替差益を狙った運用や比較的金利の高い資源国通貨や新興国通貨にも関心が広がっています。相場の主導がドル、円、ユーロなのか、資産運用を始めるタイミングを知る手掛かりとなりますので、市場環境の変化に応じた情報の速報性と正確性を求めることも大切です。

 たとえば、米国では労働省が毎月第1金曜日に発表する雇用統計は金融政策、また商務省が毎月5日前後に発表する貿易収支統計はトランプ米政権の通商交渉にも影響を及ぼします。市場参加者が注目している経済指標に目を配るのも良いと思います。これらを用いて皆様ご自身の為替相場感を醸成していくことが外貨と付き合う上で、ひとつ重要と思います。

政局と政策が相場を揺り動かす

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