比物流市場、異業種の進出相次ぐ 成長見越し資本参加や買収活発化 (1/2ページ)

トラックに貨物を積み込む男性たち=マニラ首都圏(ブルームバーグ)
トラックに貨物を積み込む男性たち=マニラ首都圏(ブルームバーグ)【拡大】

 フィリピンは、異業種の大手企業が物流分野に相次ぎ進出した。地場金融会社BDOキャピタル・アンド・インベストメントによると、インフラ関連を主力とするメトロ・パシフィック・インベストメンツ(MPIC)や、小売り最大手で製造業なども手がけるSMグループのSMインベストメンツ(SMIC)が物流分野の成長を見越して資本参加や買収の動きを活発化させている。現地紙ビジネス・ワールドなどが報じた。

 MPICは、ここ1年で物流分野に245億ペソ(約534億円)を投じ、5社以上を買収した。SMICも今年3月、1億2450万ドル(約135億円)で地場物流大手2GO(ツーゴー)の株式30%を取得し、同分野への進出を果たした。また、最近になって製造業や電子商取引分野への投資を増やしているアヤラ・コーポレーションも、同分野への進出を視野に調査を行っているという。

 SMIC幹部は「工業の成長率が国内総生産(GDP)成長率を超える新興国では、物流分野の成長が大いに期待できる」と述べた。製造業での運輸業務やインターネット通販などでの宅配業務を拡大させたい同社にとって、貨物船約20隻を保有し、倉庫業から宅配サービスまで行う総合物流の国内最大手ツーゴーの株式取得は「魅力的な投資」だと説明している。

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