日本商工会議所の三村明夫会頭は20日の会見で、麻生太郎副総理兼財務相が、米国を抜いた11カ国での環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)発効に向けた協議を進めると言及したことに対し「この動きを歓迎する」と述べ、政府の方針を支持する考えを示した。三村氏は「TPPは長い時間をかけて成立させたレベルの高いマルチな協定で、これに代わるような協定は難しく、消滅させてはいけない」と強調。その上で「日本政府が一つの動きを示したことで、TPPの生き残りに向けた動きがはっきりしていく」と語り、日本が率先してTPP推進の機運を盛り上げていくべきだとした。