週明け24日のシドニー外国為替市場は円がドルやユーロに対して値下がりした。フランス大統領選の第1回投票で親欧州連合(EU)の候補マクロン前経済相が決選投票に進む見通しとなったことを受けて一時ユーロが急伸する一方、比較的安全な通貨として買われてきた円を売る動きも進んだ。
日本時間午前7時35分現在は、1ドル=110円05~10銭で、先週末の外国為替市場と比べて1円近い円安ドル高。ユーロは、1ユーロ=119円65~70銭、1・0870~75ドル。3円近い円安ユーロ高となり、ユーロはドルに対しても大きく値上がりした。
邦銀筋はユーロについて「最悪のシナリオを脱したことで安心買いが入った」と分析した。(共同)