【ニュース解説】《短観点検》日本企業の「実力」は? 着実に回復…リスクは海外 (2/3ページ)

2017.4.24 06:00

大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミスト
大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミスト【拡大】

 「一方、悪化しているところでは、食料品や業務用機械。前者は改善ペースが速かったことの反動と原材料価格の上昇が要因。後者は足元で若干受注環境が悪い。小売りはずっと悪化していたが、底入れの兆しが出てきた」

 --中小企業はどうか

 「全体的には中小企業のところまで恩恵は大きく及んでいない。輸出の数量が出ないと出荷ベースではなかなか潤ってこない。そういう意味ではアベノミクスはまだ道半ばだ。ただ、まずは大企業中心でも経済の体温を数年間温めて、やがて『一億総活躍』へという手順は正しい方向だ」

 --企業の資金繰りはどうか

 「短観のデータでみても、極めて緩和的な金融環境なので悪くはない。ただ、優良な投資先はあまりないというのが実態だ」

 --設備投資は

 「全体としてDIでみると今の時期としては底堅い状況になっている。大企業にも過剰が生じている状況ではない。汎用機械や生産用機械では合理化・省力化投資が中心だが、緩やかに回復基調にある」

 --先行きの海外リスクについて具体的に

 「とくに米国だ。トランプ大統領の政策がどうなるかということで、やっぱり慎重な見方がある。今まではインフラ投資など短期的な景気刺激策や米国への資金環流策が円安・株高の好材料だったが、これから円高・株安としての悪材料、双子の赤字やドル安カード、保護貿易主義などが徐々に出てくる可能性がある。米国は中長期的には悲観論が出てくると思う」

中国のバブル崩壊にも注意が必要

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