トランプ米大統領は29日、CBSテレビのインタビューで、北朝鮮が6回目の核実験を強行した場合の対応に関する質問に、自分も中国の習近平国家主席も「良い気持ちがしないだろう」と述べ、北朝鮮をけん制した。軍事力行使に踏み切る可能性も否定しなかったが、中国の影響力行使に依然として期待を示した。
トランプ氏は「中国の習主席が北朝鮮に圧力をかけていると思う。現時点では何も変化はないが、起きているかもしれない」と指摘。その理由として「(発射されたのは)小さなミサイルだった。大きなミサイルではなかった。3日前に予想された核実験でもなかった。何が起きるか見よう」と述べ、中国による圧力の効果があるか状況を注視する考えを示した。
一方、北朝鮮が新たな核実験を実行した際に軍事行動を取る可能性については「分からない。そのうち分かるよ」と述べた。(共同)