ヴァージン創業ブランソン氏、次の挑戦は「海底」 その目的は? (1/3ページ)

2017.5.2 05:48

人工漁礁に生まれ変わらせるべく、改装中のコディアック・クイーン号。船尾にはクラーケンの像が置かれている(オーウェン・バギー氏提供)
人工漁礁に生まれ変わらせるべく、改装中のコディアック・クイーン号。船尾にはクラーケンの像が置かれている(オーウェン・バギー氏提供)【拡大】

 これまで幾多の事業を立ち上げてきた英ヴァージン・グループ創業者で冒険家としても知られるリチャード・ブランソン氏が、今度は「海底」に目を向けている。

 収益を地域活動に

 同氏が4月10日に落成式を行った最新の事業では、真珠湾攻撃に持ちこたえた現存する5隻の軍艦の一つ、コディアック・クイーン号がカリブ海に浮かぶ英領バージン諸島(BVI)のバージン・ゴルダ島の海底に沈められた。

 この歴史的軍艦は人工漁礁「BVIアートリーフ」として生まれ変わる。甲板には全長約24メートルの「クラーケン(伝説上の海の怪物)」の造形物も設置され、異次元の世界へ誘うダイビングスポットとしても魅力を発揮するだろう。

 地理的にはブランソン氏が個人所有する富裕層向けリゾートのネッカー島から近いが、この新事業は庶民に寄り添ったものだ。まず、ブランソン氏が興した宇宙旅行会社バージン・ギャラクティックが宇宙旅行チケットを1人25万ドル(約2790万円)としているのと異なり、BVIアートリーフは営利目的ではない。ダイビング運営会社を通して入ってくる収益は、海洋保護から社会福祉に至るさまざまな地域活動のために使われる。中でも子供たちの水泳教育プログラムへの参画推進は、ブランソン氏が設立した非営利財団「ユナイト・BVI」の大きな目標の一つだ。

 「BVIは豊かな生命を育む美しいサンゴ礁に囲まれた小さな島々の集まりだ。だが多くの地元住民は泳ぎ方を知らず、海底世界を目にする機会がない」と、ブランソン氏は指摘する。「私がこの事業を支援する理由の一つは、これによって人々が泳ぎやシュノーケリング、ダイビングの仕方を学ぶ意欲が高まると信じているからだ。彼らが海に恋をし、その保護や保全に熱心に取り組むようになることが私の最大の望みだ」

軍艦を「故意に沈める」

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