16年度の経常黒字20兆円超 9年ぶり高水準 米の批判懸念 (1/2ページ)

2017.5.12 05:45

横浜港で積み込みを待つ輸出用車両。高水準の経常黒字には貿易収支の改善が寄与した(AP)
横浜港で積み込みを待つ輸出用車両。高水準の経常黒字には貿易収支の改善が寄与した(AP)【拡大】

 財務省が11日発表した2016年度の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は、前年度比13.1%増の20兆1990億円だった。原油安で輸入額が減って貿易収支が改善したことが寄与し、リーマン・ショック前の07年度以来、9年ぶりの高水準となった。ただ、トランプ米政権は対日貿易赤字を問題視し、日本の経常黒字拡大に批判を強める恐れもあり、先行きに影を落としている。

 経常収支の黒字幅拡大は3年連続で、比較可能な1985年度以降で3番目に大きかった。

 牽引(けんいん)したのは、輸出から輸入を差し引いた貿易収支だ。黒字幅は5兆7654億円と、3296億円だった前年度の約17.5倍に拡大した。原油価格の下落で、輸入額が10.9%減と輸出額の3.4%減を上回り、収支の大幅改善につながった。

 また、訪日客の消費から日本人が海外で使ったお金を差し引いた旅行収支の黒字額は、前年度から微増の1兆2789億円だった。訪日外国人客が増加したことで、比較可能な96年度以降で最大となった。

 一方で、海外投資から得られる利子や配当を示す第1次所得収支の黒字額は、13.7%減の18兆356億円だった。円高に伴い、証券投資収益が目減りしたことが響いた。

対日貿易赤字の大きさに神経をとがらせる米政権

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。