中国の働く女性は子供敬遠 「産むつもりなし」40%、福祉にリスク

2017.5.20 05:59

 中国政府は夫婦が子供を2人まで持つことを容認したにもかかわらず、働く女性は2人目を産みたがっていないか、一人も欲しくないと思っていることが、同国の大手求人サイト、智聯招聘が19日までにまとめた調査で明らかになった。

 それによると、子供がなく働いている女性の約40%は子供を産むつもりがないと回答。仕事をしていて子供が1人いる女性では約3分の2が2人目はいらないと答えた。北京や上海といった大都市では生活費が高く、労働時間も長い上に、子供の養育費も大きく上昇しており、こうしたことを背景に母親になることを思いとどまる女性が増えている。

 世界中の働く女性が受けている圧力を考えれば、こうした現象は中国特有のものではない。だが急速な高齢化に見舞われている中国では、とりわけ深刻な問題だ。30年余りにわたって続けてきた「一人っ子政策」のおかげで、増え続ける高齢者を支える若者の数があまりに少なく、競争力が弱まり、社会福祉制度に負担がかかっている。

 子供を2人まで認める政策変更を2015年10月に発表した後、中国当局は20年末にかけて出生数が年間400万人増えるとの推計を示していた。しかし昨年の出生数は131万人増の1786万人にとどまった。(ブルームバーグ Xiaoqing Pi)

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