東京都の小池百合子知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」は25日、都議選(6月23日告示、7月2日投開票)で公約に掲げた受動喫煙防止対策の詳細を発表した。受動喫煙から子供を守るための条例と、公共施設や飲食店の屋内を原則禁煙とする罰則付きの条例の制定を盛り込んだ。
対策では、「子どもをたばこの煙から守る」とし、家庭内や公園、通学路、子供が同乗する自動車の中などで喫煙を制限し、一部で罰則を設けることも検討する。小池氏は「国の法整備を見守っていても時間ばかりが過ぎていく。真に効果があるベストな方法を見いだしたい」と語った。
これに先立ち、流通やサービス業を中心とする産業別労働組合「UAゼンセン」の都支部と、都医師会が、公共施設での受動喫煙防止条例の制定などを求める要望書を小池知事に提出。受動喫煙対策の強化を求めた。