一貫したビジョン持ち続ける「職人の会社」 イタリア中小企業のこだわり (1/3ページ)

【安西洋之のローカリゼーションマップ】

 イタリア企業のイメージというと、下記のようなものが一般的であろう。

 大企業はエネルギー分野など国内市場で独占的だが、海外市場には弱い。一方、海外市場で存在感を示すのは中小企業が多い。そして企業数としても、圧倒的に中小企業が多い。

 その理由はイタリア人の「人と違ったことを好む」「自分のやりたい方法をとる」との精神風土によるところが大きい、と説明される。

 分野としてはハイテクノロジーには弱く、ローテクノロジー分野に強い。メイド・イン・イタリーとのブランドで海外市場にアピール度合が強いのは、「テキスタイルやファッション」「インテリア家具や雑貨」「食品やワイン」「機械設備」である。

 ぼく自身、その方棒を担いできたところがある。

 だが最近、イタリア企業の本や論文を読んでいて、正しい把握をしていなかったと反省している。

 その1つ目。製造業における労働者の割合を、この100年程度の歴史で振り返ると、1980年頃までは500人以上の規模の企業に働く人の割合は20%以上であった。それが1990年には10数%となり、2000年を越えると10%を切る。

 これは製造ロケーションの国外移転やサービス業への重心変化などもあるだろうが、10-50人の企業での労働者配分が1980年頃を境に急増してきているのをみると(1971年は約20%だったのが、1981年には25%を越え、2001年には30%を上回っている)、「イタリアは伝統的に一貫して中小のメーカーが存在感を発揮してきた」とは言い難い。

政府の政策も「職人の会社」を後押し

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