「ヒュンダイには乗らないで」就任式でドイツ高級車に乗った文在寅大統領、韓国民の反応は… (3/3ページ)

 各国の大統領や首相の専用車としては、米国の大統領専用車が有名だ。現行の大統領専用車は「キャデラック・プレジデンシャル・リムジン」で、装甲板や防弾ガラスなどの防御装備を備え、「ビースト(野獣)」の愛称で知られる。大統領が外遊する際には、訪問先の国に運んで、使用する。オバマ前大統領が昨年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)出席のため、来日した際にも持ち込まれて話題になった。

 安倍晋三首相が普段、首相官邸から国会などへの移動に利用するのは「レクサスLS600hL」。昨年9月にラオスの首都ビエンチャンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳との会議に出席した際には、現地に持参している。米国、日本はともに国産ブランドを使用している。

 ところで、韓国車といえば日本車と並んで米国では人気を博するものの、世界での販売台数では日米欧の後塵(こうじん)を拝する。日本でも知名度は今ひとつで、伸びていた中国での販売も景気減速などで厳しいとか。そう考えると、大統領就任という世界中のメディアが注目する晴れの舞台に文氏が韓国車に乗っていれば、アピールする絶好の機会だったのに、と韓国国内での盛り上がりをよそにふとそう思ってしまった。(経済本部 小島優)