マレーシア、東海岸経済地域へ投資加速 輸送インフラ拡充で2.6兆円

2017.6.1 05:00

東部パハン州クアンタンの工業団地。マレーシアの東海岸地域は経済開発が進んでいる(ブルームバーグ)
東部パハン州クアンタンの工業団地。マレーシアの東海岸地域は経済開発が進んでいる(ブルームバーグ)【拡大】

 マレーシアは、マレー半島東部に位置する東海岸経済地域(ECER)への民間投資が好調だ。ECER開発委員会によると、ECERで開発が開始された2008年からこれまでの民間投資額は1020億リンギット(約2兆6459億円)に達した。今後も投資加速が見込まれることから、20年までの投資額目標1100億リンギットを今年中にも達成できる見通しだ。国営ベルナマ通信などが報じた。

 ECERは、マレー半島東部のクランタン、トレンガヌ、パハンの3州と南部ジョホール州からなり、マレー半島におけるマレーシアの人口の51%が居住する。工業団地などの開発が進むなか、製造業に加え、石油・ガス、バイオ、観光、物流、輸送といった分野に投資が集まっている。

 開発委員会のイーサス最高経営責任者(CEO)は、ECERへの民間投資が拡大している要因として、事業コストで競争力があることに加え、輸送インフラ整備の進展によりマレーシア国内外への交通利便性が高いことを挙げる。

 パハン州にあるクアンタン港は現在、載貨重量が最大20万トンの船舶が着岸できる深海港への拡張工事が進んでおり、18年半ばに完成予定だ。イーサスCEOは、クアンタン港が東南アジア諸国連合(ASEAN)域内のほかに中国や日本、オーストラリアなどへの玄関口になるとの見方を示す。

 鉄道や高速道路などの整備も加速している。鉄道については、クアラルンプール首都圏からECERを縦断し、タイ国境近くのクランタン州トゥンパットに至る総延長600キロの東海岸鉄道が7月に着工予定で、22年の完成を目指す。

 投資加速に伴いECERでは17年3月までに合計14万人の雇用に加え、2万4000人の起業家が輩出した。イーサスCEOは、ECERの開発は東部地域の経済発展に大きく寄与しているとし、今後も投資誘致に注力していく姿勢を示している。(シンガポール支局)

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