【マネー講座】《外貨の活用》(6)〈お金に働いてもらおう〉外貨を人生の味方に (1/4ページ)

 この連載では、SMBC信託銀行のアナリストや商品開発担当者たちが、なぜ日本で暮らす私たちに外貨が必要なのか、外貨にはどんな商品があるのか、日本円にくらべた外貨投資のメリットやリスク、そして上手に選択しながら外貨投資を進めるポイントなど、外貨を扱うプロフェッショナルの視点をご紹介してまいりました。連載最終回では、あなたの代わりにお金に働いてもらうことを考えながら、みなさんの資産形成のために外貨で投資する意義を一緒に考えていきたいと思います(SMBC信託銀行 阿部豊憲)

投資=あなたの代わり

 日々の生活や将来の備えにはたくさんのお金が必要です。多くの読者の皆様にとっては、そういったお金はご自身やご家族などが一生懸命働いた収入でまかなっていると思います。もっと収入を増やしたいと思っても働く時間は限られていますし、給料が大きくアップする仕事を探すのも簡単ではありません。そこで、もしだれかがあなたのために働いてくれるとしたらどうでしょうか。「お金にも働いてもらおう」。これが今回のテーマです。

 では、どのようにお金に働いてもらうか。それが「投資」です。投資とは、あなたのお金を必要としている人に届け、あなたに代わって働いてもらうということ。株式や債券の投資などでは、株主もしくは債権者であるあなたのために、その道に長けた経営者や従業員たちが知恵をしぼり汗を流してくれる、ということです。

 一方、お財布やタンスのお金は働いてはいません。あなたが使うのを待っているお金です。円預金はちょっと微妙です。銀行はあなたの預金を会社や個人に融資したり、運用したりしています。しかし、円預金の金利はほぼゼロ%です。

せっかくならグローバルに考えよう

 私は、グローバルに展開する外資系金融機関で投資商品の開発を担当してきました。長年、さまざまな通貨や国・地域の運用環境を見てきた経験からも、大事なお金に働いてもらうなら、一部でも必ず外貨を選ぶことがよいのではないかと考えます。

通貨の価値が資産の一部になる

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