【投資講座】《外貨の活用》(6)〈お金に働いてもらおう〉外貨を人生の味方に (2/4ページ)

2017.6.12 06:00

 通貨の価値は経済状況や成長力、財政状況や政治体制などその国の実力をあらわすものだと思います。外貨となったあなたのお金は、成長著しい新興国では道路や港といったインフラとなり経済成長をもたらし、アメリカでは世界を驚かすテクノロジーとなり、また世界を変える若き起業家となってあなたのために働いてくれるのです。そして、その成果は通貨価値としてあなたの資産の一部となるのです。

日本にいてなぜ外貨?

 日本で暮らすには何をするにも日本円が必要です。生活のためのお金は日本円で考え、大きく損をしないことを第一に考えるべきでしょう。

 一方、投資という観点では外貨に目を向けるメリットが大きいのです。連載2回目の記事でも触れていますが、日本では膨大な政府債務、少子高齢化と人口減少、個人消費の低迷と企業収益力の低下、そして税収の低迷という負のサイクルが20年間続いています。みなが大丈夫と思っているからこそ円は価値を保っていますが、将来を考えると日本円はいつまでも安心・安全な通貨だとは言いきれません。

 また、日本での投資は、現状ではなかなか報われないことも知っておきましょう。マイナス金利という環境下、円預金は当分ゼロ%が続くでしょう。長いデフレで消費者はモノを安く買い、企業は売上を伸ばせず、給料が増えない会社員は高い買い物が出来ません。

 IMFによると低成長サイクルから抜け出せていない日本の2016年のGDP成長率は1.0%と主要各国・地域の成長率にくらべても低い水準となっています。また、16年10~12月期の日本企業の営業利益率は7%台と、米国企業の12%台に比べて低く、投資効率の指標でもあるROEも約7%で米国企業の約13%に差がついたままで(16年12月末時点。TOPIXおよびS&P500についてブルームバーグのデータをもとにSMBC信託銀行が算出)、日本企業への投資効率はアメリカなど外国企業に比べて報われにくいのです。

使うことまで考えればメリットが広がる

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