【高論卓説】森友・加計問題の根底にある真因とは? 「衆愚社会」へ陥れるメディアに警戒を (1/3ページ)

文部科学省=15日午前、東京・霞が関(納冨康撮影)
文部科学省=15日午前、東京・霞が関(納冨康撮影)【拡大】

 ■衆愚社会へ陥れるメディアを見極めよう

 実に不思議だが、森友学園に引き続き、加計(かけ)学園が大いに世間をにぎわせている。どちらも、「安倍総理の責任を問う」という流れを作らんとする野党やメディアあるいは諸外国(のスパイ?)の意図を感じざるを得ないわけだが、なぜ、この問題がこんなに大きく国会やメディアで取り上げられ、総理の責任を問う流れができつつあるのか。

 仮に、総理が、森友学園や加計学園から多額の謝礼を受け取って便宜を図っているのなら、それは「違法」な話、「政治とカネ」の話であり、国民感情として許せない。ただ、うすうす国民も、ましてや事実を検証しているメディアや野党は、ほぼ確信しているように、これは贈収賄的な事件ではない。そうした結論につながる証拠は現状皆無だ。

 森友学園の籠池泰典前理事長や前川喜平・前文部科学事務次官の証言などから、総理への「忖度(そんたく)」の可能性が垣間見えるだけだ。その有無が問題となり、再調査後に実在が確認された文科省の文書にしても、証拠的には忖度の域を出ない。

社会人経験があれば、かなりの確率で皆、忖度を経験しているのでは