イタリアのスタートアップを支えるもの 自治体と中央政府そしてEUの関係 (1/3ページ)

【安西洋之のローカリゼーションマップ】

 スタートアップという言葉の定義はさまざまだが、およそ、家族的企業とはかけ離れたところで急成長を目指す企業とのイメージが強い。外からの投資を受けたりするのがスタートアップで、家族・友人に資金援助を求めた起業はそのイメージに相応しくない、というように。

 しかしながら、最近、EUのスタートアップに関するレポートを読んでいると、どこの国のスタートアップも起業資金は自分の預金や家族・友人の資金に頼っている率が圧倒的に高い、とのデータがあった。

 即ち、ゼロから第一歩においては家族的企業と全く同じ道筋である。起業目的や理念がスタートアップかどうかに直接的には関係しないはずだから(もちろん、数年で世界に市場を作る体制を家族的経営がもつのは少々考えにくいが)、起業した瞬間において「今後、どういう方法をとるつもりか?」に違いがあるのだろう。

 往々にして、スタートアップ創業者は中小企業とカテゴリーづけされることを嫌う。要は経営手法やマインドが「古くない」と強調したいらしい。

 実は、イタリア企業経営の歴史を調べていて、現代のスタートアップ育成と中小企業育成の間にある関連性が見えた。

 第二次大戦後、イタリアは地方(特に中部から北部)の産業集積地の中小企業が活性化し、70年代後半あたりから90年代の終わりころまでMade in Italyの牽引役として脚光を浴びた。

 Made in Italyとは、ファッション、家具・雑貨、食品など、膨大な投資がかかる最先端技術とは少々距離がある分野に集中し、量産ではあるが超のつく大量生産ではない(いわばグローバル大企業のサイズでの量産ではない)レベルで海外市場に盛んに輸出をしている。

地方都市で新しい企業を育てるEUの資金

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