ベトナム、乳製品の生産性向上へ投資加速 容器など関連産業も期待

2017.6.20 05:00

大型スーパーの乳製品売り場=首都ハノイ(ブルームバーグ)
大型スーパーの乳製品売り場=首都ハノイ(ブルームバーグ)【拡大】

 ■食品・外食

 ベトナムは、牛乳をはじめ乳製品の需要増に伴い乳業の売上高が拡大している。同国乳業協会によると、2016年の売上高は95兆ドン(約4655億円)に達し、10年の42兆ドンから2倍に拡大した。さらなる需要増が見込まれるなか、関連企業は生産能力の増強を図っている。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。

 5月末に首都ハノイで開催された同国初の乳製品国際見本市で、同国商工省の幹部は「乳業関連企業は需要増に向け生産性や品質の向上などを図るための投資に注力している」と指摘した。16年の売上高が42兆6000億ドンと乳業全体の半分近くを占める最大手ビナミルクのほか、THトゥルーミルクなど地場大手企業は、乳製品の生産工場に加え、原料の確保に向けて酪農施設への投資を加速させている。

 同国乳業協会によると、乳牛の飼育頭数は11年の14万頭から16年に30万頭へと倍増、生乳生産量は13年の30万トンから16年には90万トンと3倍増となった。

 乳製品の需要増を受けて、食品包装など周辺産業の関連企業も期待を示している。スウェーデンの包装容器大手テトラパックのベトナム現地法人幹部は、ベトナムでは紙パック入り牛乳に親しみのある16~30歳の若者が人口の約3分の1に相当することから、紙パックなど容器の需要も拡大すると見込んでいる。そのうえで、ヨーグルトなどの新製品開発競争も高まっていくとの見解を示した。同社は1億1000万ドル(約122億円)を投じ、南部ホーチミンに生産施設を設置する計画で、19年の稼働を目指す。

 ベトナムの乳業は成長が確実視されるものの課題もある。同国乳業協会の幹部は「ベトナムの酪農家の9割は飼育頭数が10頭に満たない零細農家だ」と述べた。さらに品質管理や加工技術の向上、低温物流網の整備などが必要だとも指摘している。(シンガポール支局)

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