ベトナム、南北高速道の建設計画承認 総事業費1.5兆円

2017.6.22 05:00

首都ハノイの道路。ベトナム政府は輸送インフラの整備を進め、経済成長を後押しする(ブルームバーグ)
首都ハノイの道路。ベトナム政府は輸送インフラの整備を進め、経済成長を後押しする(ブルームバーグ)【拡大】

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、北部の首都ハノイと南部の同国最大都市ホーチミンを結ぶ南北高速道路(総延長1372キロ)の建設計画を承認した。総事業費が312兆ドン(約1兆5288億円)とされる巨大プロジェクトが本格的に動き出す見通しだ。現地経済紙ベトナム・インベストメント・レビューなどが報じた。

 計画によると、建設工事は3期に分けて行われる。第1期は、中部ニンビン省とハティン省を結ぶ区間など総延長684キロを整備、2022年の完成を目指す。事業費は140兆ドンで、うち55兆ドンは国家予算から拠出する。残りは民間からの調達を見込んでおり、政府は官民連携(PPP)方式を活用し、投資誘致を図る。

 23~28年に実施予定の第2期は事業費103兆ドンとされる。第3期は事業費69兆ドンで、30年までの全面開通を見込む。

 南北高速道路は、全国の20都市・省を結ぶ大動脈で経済成長を後押しするとの期待がかかる。ハノイとホーチミンを結ぶ国道1号の混雑緩和にも寄与するとみられている。グエン・スアン・フック首相は迅速な計画遂行に向け、土地収用などについて関連省庁が連携を強めると意気込みを示した。

 この計画については、巨額の国家予算が必要とされ負担増となることから、反対の声も上がっていた。同国の公的債務は16年に国内総生産(GDP)の63.7%に達し、国会で定められた上限の65%に迫っている。

 同国は、脆弱(ぜいじゃく)な輸送インフラが成長の阻害要因とされ輸送網の整備が急務だ。民間からの投資誘致を加速させて公的債務を抑制しながら南北高速道路の整備を推進できるのか。政府の手腕が問われていきそうだ。(シンガポール支局)

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