【中国主導 AIIBの研究】(上)「わざわざ中国で働きたくない」 解消されぬ人材不足、ADBとの差歴然 (1/3ページ)

第2回年次総会で開幕を宣言したAIIBの金立群総裁=16日、韓国・済州島(河崎真澄撮影)
第2回年次総会で開幕を宣言したAIIBの金立群総裁=16日、韓国・済州島(河崎真澄撮影)【拡大】

 ■進まぬヘッドハンティング

 中国主導の国際金融機関であるアジアインフラ投資銀行(AIIB)の存在感が強まっている。2015年12月設立で、翌月の16年1月に北京で開業したAIIB。韓国の済州島で今月行われた第2回年次総会までに、わずか1年半で80の国と地域の加盟を承認するに至った。日米主導で1966年12月にフィリピンのマニラで設立され、半世紀以上を経たアジア開発銀行(ADB)が67カ国・地域なのに対し、“規模”で競う姿勢をみせている。

 AIIBにはすでに主要7カ国(G7)のうち英国やドイツ、カナダなど日米を除く5カ国までが参加している。AIIB最大出資国で強大な決定権を持つ中国との距離感から、先進国の判断は分かれている。

 日本は5月に安倍晋三首相が、「疑問点が解消されれば(AIIB参加も)前向きに考える」と述べたことを受け、経済同友会の小林喜光代表幹事が、ガバナンス(組織運営)などを点検した上で「前向きに対応するのが自然と思う」と前のめりの発言を行った。

 小林氏は、ADBとAIIBの関係について、「より質の高いプロジェクトをADBがやり、インフラの一部など分かりやすく単純な部分をAIIBがやるという考えもある」と指摘した。AIIB参加により、海外でのインフラ建設案件をめぐる輸出チャンスが見込めるとの思惑がありそうだ。

“期待感”ばかりが先行するAIIBの実像はまだ知られていない

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