ベトナム、需要増で最大15%成長 輸入低減へ高付加価値製品を国内生産

首都ハノイの建設現場。ベトナムはインフラ整備の推進や急速な都市化により鉄鋼需要が増加している(ブルームバーグ)
首都ハノイの建設現場。ベトナムはインフラ整備の推進や急速な都市化により鉄鋼需要が増加している(ブルームバーグ)【拡大】

 ■鉄鋼・非鉄

 ベトナムの鉄鋼業は、今後5年間にわたり年平均12~15%の勢いで成長するとの見通しを、同国鉄鋼協会(VSA)が示した。インフラ整備の推進や急速な都市化に伴う鉄鋼需要増に加え、製鉄各社が生産能力の増強を図っていることなどが背景にある。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。

 同国は2013~16年にかけて、鉄鋼消費量が年平均25.7%増、鉄鋼生産量が同21.6%増と、それぞれ大幅に伸びた。VSAによると、ベトナムは15年の1人当たり鉄鋼消費量が195キロとされ、日本の497キロ、中国の489キロ、米国の297キロなどと比べてまだ少ない。そのため、VSAのグエン・バン・スア副会長は「ベトナムの鉄鋼業は成長の可能性が極めて大きい」とみている。

 一方で、同国は高まる鉄鋼需要に国内生産が追い付かず、輸入への依存度が高い。なかでも、熱延コイルや特殊鋼といった付加価値の高い製品は国内で生産しておらず、100%輸入の状態だ。

 16年の鉄鋼輸入量は前年比18.4%増の2270万トンとなり、うち半数が熱延コイルと特殊鋼だった。同国では最新技術の導入の後れなどから、鉄鋼生産の原材料を主に鉄スクラップに依存しているため、鉄スクラップの輸入も急増している。

 同国は、鉄鋼輸入の低減に向け、生産技術の向上などが急がれる。同副会長は、向こう5年で地場ホア・ファット鉄鋼グループや台湾系フォルモサ・ハティン・スチールが国内で熱延コイルの生産を予定しており、それに伴って鉄鋼輸入の抑制が見込まれるとの見解を示した。

 同国の鉄鋼業は、輸出拡大を視野に高付加価値製品の生産に向けた投資加速が不可欠とされる。加えて、地場ナム・キム・スチールの幹部は、製品の多様化や生産コストの削減、価格競争力の向上などが鉄鋼業の成長に向けた課題だと指摘した。(シンガポール支局)

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