MOX燃料が仏出港、高浜原発4号機向け

 福井県の関西電力高浜原発4号機向けのプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船が5日午後6時半(日本時間6日午前1時半)すぎ、フランス北西部シェルブール港を出港した。環境保護団体などが港周辺で抗議行動を展開した。

 日本向けMOX燃料のフランスからの輸送は1999年に始まり、今回で6回目。前回は2013年に高浜3号機向け燃料を輸送した。前回までと同様に武装した輸送船2隻を使用し、65日ほどで日本に到着する見通し。

 燃料は原子燃料工業(東京)と契約を結び、委託を受けたフランス原子力大手アレバNCが製造。環境団体グリーンピースによると、重量8トンで640キロのプルトニウムを含有するという。(共同)