【高論卓説】公取委は怒り… ふくおかFGと十八銀行、再編はもろ刃の剣か 多様性喪失に疑問 (1/3ページ)

ふくおかフィナンシャルグループ本社
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 地銀大手のふくおかフィナンシャルグループ(FG)と長崎県首位の十八銀行の統合時期が未定とされ、事実上の無期延期になった。ふくおかFG傘下の親和銀行と十八銀が合併する予定であったが、両行は長崎県内1、2位の地銀で、合計の預金・貸し出しシェアは6~7割に及ぶ。この“地域寡占”となりかねない高いシェアに公正取引委員会が難色を示したためだ。

 膠着(こうちゃく)状態を打開するため、両行が打ち出した取引先の貸し出し債権を他の銀行に譲渡して市場シェアを落とす策が裏目に出た。特に、譲渡交渉の現場で「シェアを落とすために一時的に他行に債権は譲渡しますが、統合が実現した後にまた買い戻しますから」と話していたことが公取委の耳に入ったとの地元情報もあり、公取委の怒りは収まらなかった。

 ふくおかFGと十八銀の統合が無期延期になったことで、同じように県内1、2位の銀行が統合し、県内シェアが5割を超える新潟県の第四銀行と北越銀行の経営統合への影響も避けられない。こちらも公取委は異例の2次審査入りを発表した。2次審査入りしたということは統合の認可について公取委が条件を付したことを意味する。寡占を問題視しているとみられ、難航が予想される。

地銀各行は好んで再編に打って出ているわけではない

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