インドネシアで成功を収めたハイテク起業家の半数以上は、IT(情報技術)などハイテク関連の専門教育を受けていないもようだ。
地場インターネット通信販売会社アイプライスなどが実施した調査によると、同国の主要なハイテクベンチャー企業の設立者102人のうち、59人が非ハイテク関連の専門教育を受けたという。現地紙ジャカルタ・ポストなどが報じた。
同調査によると、非ハイテク関連の専門教育で最多だったのは金融の8人で、以下、産業工学(6人)、経済(5人)、マーケティング(5人)、会計(4人)などが続いた。
例えば、配車アプリ会社ゴジェックの協同設立者、ミケランジェロ・モラン氏や、美容品のネット通販会社ソシオラを設立したジョン・ラシド氏は大学で金融を学んでいる。
アプリ開発会社スナップカートのレイナズラン・ロヨノ氏や、中小企業向けPOS(販売時点情報管理)システムの開発などを行うモカを設立したハリアント・タンジョ氏は、産業工学の専攻だ。