【投資講座】《株式の魅力》(4)〈株価分析と投資スタイル〉水準の評価とトレンドの見極め (2/4ページ)

 一方、自動車や金融など、成熟産業と見られがちな業種や、商品市況次第で利益が変動すると考えられがちな商社のような業種のPBRは相対的に低くなる傾向があります。また、こうした市場平均との対比だけでなく、競合他社との比較や、過去の水準と比較して判断することも大切です。

代表的な投資スタイルである「グロース投資」と「バリュー投資」

 PERやPBRを理解した上での株式投資の代表的なスタイルとして、グロース投資とバリュー投資が挙げられます。グロース投資とは、将来の企業の成長性を重視し、業績の伸びが期待できる銘柄に投資するスタイルです。一方、バリュー投資は、過去の動きや市場平均から見て割安と判断される銘柄や、配当利回りの高さを重視して投資をするスタイルです。

 グロース投資では、成長性を重視して、足元の株価上昇を評価する場合が多いため、PERやPBRの高い銘柄を選定することが多くなります。グロース投資は、その株価上昇トレンドに乗ることができれば、比較的早期に投資による収益を得られやすいというメリットがあります。

 2007年に大きく上昇した「その他製品」指数(東証33業種)が、グロース投資の考え方が当てはまる例として挙げられます。この上昇の背景には、「その他製品」に属する時価総額最大のゲーム企業が06年末に発売したゲーム機の大ヒットなどがありました。結果、07年はTOPIXが12%(06年末比)下落したにもかかわらず、「その他製品」指数は40%近く上昇しました。ただし、このような銘柄は、市場からの期待値が高い銘柄が多いため、売り上げの伸びが鈍化したり、業績見通しの上方修正が止まったりした際には、株価が急落するようなリスクも考えておかなければなりません。

 対照的にバリュー投資は、PERやPBRが過去と比較して低いと考えられる銘柄を選定し、過去の平均的な評価水準へ戻ることを期待して投資する手法です。

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