【投資講座】《株式の魅力》(4)〈株価分析と投資スタイル〉水準の評価とトレンドの見極め (4/4ページ)

 テクニカル分析の一例として一定期間の株価の平均である移動平均線を利用する方法があります。移動平均線は、株価のブレを均一にして方向性(トレンド)を示します。また、経験則として、移動平均株価は上昇局面においては株価を下支えする位置に、下落局面においては株価の上値を抑える位置にあることが多く、上値や下値のメドとして考えることもできます。

 さらに、期間が違う移動平均線が交差することを、トレンド変化のシグナルととらえる使い方もよく知られています。短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けることを、上昇相場入りのシグナルである「ゴールデンクロス」、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けることを、下落相場入りのシグナルである「デッドクロス」と言います。

 そうしたシグナルを確認しながら実際の投資タイミングを判断することも重要です。テクニカル分析にはこの他にも様々な手法がありますので、ご興味があれば研究して頂きたいと思います。ただし、テクニカル分析は過去の株価の動きを表現しているものであり、将来の動きを保証するものではありません。「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の両方をうまく活用することで、株式投資を行っていくことが大切であると言えるでしょう。

(※投資講座は随時更新。次回も「株式の魅力」をテーマに掲載します)

【プロフィル】大坂隼矢(おおさか・じゅんや)

大坂隼矢(おおさか・じゅんや)野村証券 投資情報部
2010年に野村証券入社。3ヶ店の支店業務を経て、2015年3月より投資情報部。現在は個人投資家向けに投資情報の提供を行う。

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