【専欄】党大会に向かう中国 元滋賀県立大学教授・荒井利明 (1/2ページ)

 中国の今年最大のイベント、共産党の第19回大会が数カ月後に迫り、興味深い動きが表面化している。

 党大会の焦点のひとつ、指導部人事をめぐる最近の大きな動きは、2012年11月の第18回党大会で、胡春華(広東省党委員会書記)とともにポスト習近平の最有力候補に抜擢(ばってき)された孫政才が重慶市党委員会書記を解任され、失脚したことである。

 ライバルの失脚は胡春華にとって有利に働くのだろうか。通常であれば、答えはイエスであり、胡春華は今秋の党大会で党中央政治局員から党中央政治局常務委員に昇格して最高指導部入りすることが確実になったといえよう。だが、必ずしもそうとは言い切れないようだ。

 胡春華と孫政才を習近平の後継者候補とした人事は胡錦濤や江沢民の意向を反映したもので、習近平の意向はあまり反映されていないからである。孫政才の失脚は、昨秋の党中央委員会総会で「核心」の地位を得て一段と力を付けた習近平の意向によるものであり、過去の決定には縛られないという習近平の姿勢を示しているからでもある。

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