EV需要急増で高騰、コバルトめぐり競争激化 自動車メーカーは“コンゴの市場支配”懸念 (2/3ページ)

グレンコアが出資している、コンゴ(旧ザイール)・ムタンダの銅コバルト鉱山(ブルームバーグ)
グレンコアが出資している、コンゴ(旧ザイール)・ムタンダの銅コバルト鉱山(ブルームバーグ)【拡大】

 EV時代の到来によってコバルト産業は既にかつてない成長期に突入している。独フォルクスワーゲンや米フォードなど自動車大手もEV開発に着手する中、米ゴールドマン・サックスは15年後半の報告書で、EV市場は25年には2440億ドル規模に拡大するとの予測を示した。

 コバルトの需要が拡大する一方、供給量は年産10万トンと低迷している。16年は1500トンの供給不足に陥ったが、今年は不足量が3倍に達する可能性もあると英調査会社CRUグループは予測する。同社のシニアコンサルタント、エドワード・スペンサー氏によれば、コンゴ国外で370カ所以上の未開発鉱区があり、最低でも10以上の実現可能な事業がある。ただし、稼働開始は23年ごろになりそうだ。

 「現在の供給量を維持していけるわけがない。一部のコバルト供給予測は非常に悲観的だ」と、アンドレア・リソーシズのマネジングディレクター、マシュー・ペインター氏は話す。同社はブラジルの資源会社ヴァーレが所有していた西オーストラリア州の鉱床開発を目指しており、先進国世界で最大のコバルト資源が眠ると見込んでいる。

 産出量で豪州台頭

 ロンドン金属取引所(LME)のコバルト価格は16年末時点で前年比36%高の1トン当たり3万2000ドル。今年に入っても上昇を続け、最近は1トン当たり5万6000ドルを超える水準で推移している。これは1ポンド当たり25.40ドル以上に相当する。コバルト価格は今年2倍に上昇する可能性が高く、19年末まで1ポンド当たり20ドル台を維持するとCRUのスペンサー氏はみている。

コンゴはコバルトなどの手掘り採掘を規制するよう求められている

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