【投資講座】《株式の魅力》(5)〈今後の市場見通し〉山谷乗り越え年末に向け上昇へ (2/4ページ)

強気が広がらなくても…

 一方、現状の「割安感」を確認しておきます。13年以降の、野村証券による毎月の予想EPSを基準にした予想PERと日経平均株価を図にして比較すると、株価は大まかには13~16倍のレンジで動いています。8月14日時点の20000円割れの水準は13倍台とこのレンジの下半分に位置していますので、割安圏にあるといえます。

 このレンジができた背景として、日本の株式市場で日々の売買の約7割を占める海外投資家の影響も考えられます。運用に際して、値動きよりも企業業績を重視して売買の判断を行うタイプが多いとされる海外投資家にとって、経験則的に割安感が強まりやすくなるのが予想EPSの13倍程度で、割高感が強まりやすくなるのが16倍程度だと考えればある程度説明できるのではないでしょうか。そして、日本企業に対しての見方が大きく変わらなければ、こうしたレンジが今後も続いていくことになるでしょう。

 また、日本銀行が年間6兆円のETF(上場投資信託)買入れ枠を設定して日本株を購入していることが株式市場を歪めているとか、上場企業に対する経営監視を弱めているなどといった批判があります。

 しかし、予想PER13~16倍という日経平均のレンジは買入れ開始後も変わらず、全体として市場が歪められたとは言えません。またETFの運用会社は構成銘柄について株主総会での議案賛否状況を明らかにしなければいけないため、経営監視が行われていないとは言えません。このように考えると株価動向は海外投資家や日銀の動き次第であるといった固定観念にとらわれず、企業業績を冷静に見極める方がより重要と考えられます。

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