タマネギの次はトマト高騰 インド 新たなインフレ対策の敵

 インドでトマトの価格が高騰した結果、インフレ圧力が強まっていることが分かった。これまでにタマネギの価格高騰が政府を悩ませていた同国で、新たなインフレ対策の敵としてトマトが浮上している。

 インドの7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.4%と、ブルームバーグがまとめた予想2.1%を上回った。食品支出の低下率は6月の2.1%から0.3%に縮小。卸売物価の上昇率も高まり、物価上昇圧力が強まっていることが示された。要因の一つはトマト価格の高騰だ。7月のトマト価格は前年同月比で138%増加。6月の同27%増から跳ね上がった。トマトを除いたCPIの上昇率は2%を下回った。

 トマトはジャガイモやタマネギとならびインドの料理に欠かせない材料で、スパイスとともにカレーなどのベースとなる。インド政府によるとトマトは全世帯の75%で消費されている。

 一方、未発達の輸送インフラや冷蔵施設の不足によって、インドでは毎年、トマト生産量の約16%相当が廃棄される。この効率の悪さも一因となり、13億の人口を抱えるインドでは消費支出の46%を食料品が占め、CPIを大きく左右する。

 米銀シティグループのサミラン・チャクラボルティ氏らエコノミストは「降雨量が多く、カルナータカ州やマハーラーシュトラ州からの供給が徐々に減ったことがトマト不足につながった」との見解を示した。

 インド準備銀行(中央銀行)は8月、政策金利であるレポ金利を6.25%から6%に引き下げた。16日に発表された同中銀金融政策委員会の議事録によれば、パテル総裁は「食料品価格は上昇圧力がかかれば動く可能性が高い。雨期の降雨量は例年通りとはいえ、食料品の価格の動向は今後信頼性の高いデータが出てきてからの判断になる」と注視する姿勢を示した。(ブルームバーグ Anirban Nag)

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