マグロ漁獲枠の増減で合意 来年に新たなルールへ移行 WCPFC

 韓国・釜山で開かれていた中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)北小委員会が1日閉幕し、太平洋クロマグロの漁獲枠を増減させる規制の導入で合意した。来年に新たなルールへ移行し、資源調査を経て早ければ2019年に枠が変化する。親魚の量を、遅くとも34年までに14年の7倍超の約13万トンに回復させる長期目標の設定でも一致した。

 枠の増減は日本が提案した仕組みで、クロマグロの主漁場で資源を守る議論が前進した。ただ、枠拡大を認める条件は他国の異論で厳しい内容に修正を迫られた。

 乱獲により太平洋クロマグロ親魚の量は14年に約1万7000トンに減少し、WCPFCは24年までに約4万1000トンに戻す目標を既に掲げている。今後の調査でこの目標達成の確率が60%を下回れば小型魚を中心とする現在の漁獲枠を減らす一方、確率が75%を超えれば枠の拡大を検討できるようにした。

 日本は枠を増やせる基準を「65%超」と提案していたが、参加国が反対し、ハードルを引き上げた。こうした方法で24年までの現行目標を達成した後、新たな長期目標に取り組むことになる。(釜山 共同)