【投資講座】《投信を知る》(1)〈資金性の把握が重要〉「投資の大原則」を念頭に (2/4ページ)

大切なのは「原則を理解して目的を定める」こと

 昔から日本では「投資は難しい。なんとなく怖い」といったイメージを持っているため、多くの方は「投資を行うには、投資商品の良し悪しがわかる専門家でなければならない」と考えてしまいがちです。しかし、投資は単に「いい商品を選んでおけば良い」というものではありません。資産運用で大切なのは、「投資の大原則」をしっかりと理解し、将来の目的に合った運用を行うことです。このことは資産運用を始めるうえで大変重要な概念ですので、初回にあたる今回では、投資信託についてご説明する前に「投資の大原則」について整理したいと思います。

資金を使用目的別に分類する 

 「投資の大原則」とは「資金を使途別に色分けしたうえで運用目的を考える」ということです。ここでは一例として、資金を3つに分類したものを図に示しました。

 まずはAの部分です。こちらは日常生活や緊急時への備えとして必要となる資金です。安定性や換金性の高さを重視すべき部分で、このような資金を、日常生活のベースとなる資金という意味で「ベース資金」と呼んでいます。

資金の使途別の3分類

資金の使途別の3分類

 次はBの部分です。資金使途が明確で、今すぐ、ではなく「将来(10年、20年先)」必要な資金が当てはまります。老後のライフスタイルの維持や次世代への承継、子どもや孫の学費、リフォームの備えなど、将来における支出の中心となることから「コア資金」と呼んでいます。

 最後にCの部分です。こちらは具体的な資金使途が決まっていないため「余裕資金」と呼んでいます。

「コア資金」こそ運用で増やす

今、あなたにオススメ
Recommended by