ASEAN経済会議、マニラで開幕 RCEP会合など貿易自由化焦点に

マニラで11日まで行われるASEAN関連の経済会議の会場=4日(共同)
マニラで11日まで行われるASEAN関連の経済会議の会場=4日(共同)【拡大】

 東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の一連の経済会議が4日、マニラで始まった。11日までの期間中、ASEANや日本、中国、インドなど16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の閣僚会合が予定され、貿易自由化の水準をめぐる隔たりをどれだけ埋められるかが焦点となる。

 世耕弘成経済産業相は1日の記者会見で、RCEPについて「日本としてはレベルの高さと早期妥結の両立確保が必要と考えている」と述べ、10日に開かれる閣僚会合に出席する意向を示した。

 RCEPの交渉は2013年に開始。これまでに19回の事務レベル交渉会合を重ね、関税引き下げや投資、知的財産権の保護といった分野で自由化のルール作りを協議してきた。実現すれば、7月に大枠合意した日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)に近い規模の大型の通商協定となる。

 しかし高水準の関税撤廃や通商ルールを求める日本やオーストラリアなどと、自国産業を保護したい中国やインドとの主張には開きがある。今年、発足50年の節目を迎えたASEANは年内に合意したい意向で、各国間の綱引きが続く。

 フィリピンのロペス貿易産業相は8月下旬の共同通信の取材に、米国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)離脱に触れ「TPPの存在感は薄まり、RCEPの議論の重要性が増した。年末までの飛躍的進展を望みたい」と早期妥結に意欲を見せた。

 9月4日は関係国の高級事務レベル協議を開催。期間中、ASEAN加盟10カ国の経済閣僚会議なども開かれる。(マニラ 共同)

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