【マネー講座】《投信を知る》(2)〈商品の選定ポイント〉世界経済の成長を享受する (2/4ページ)

株式市場と経済の関係

 国の経済規模を示す代表的な指標が「名目GDP(国内総生産、以下、GDP)」です。例えば、ある国のGDPが成長すれば、人々の所得は増え、消費への意欲は高まり、その国の企業も業績拡大が期待できるため、これを反映する形で株価も上昇します。

 それでは実際のデータを用いて、GDPの成長と株価のパフォーマンスの関連性についてみてみましょう。図は株式のパフォーマンス(1ページ目の図参照)と同期間(1990~2016年)でGDPが何倍になったのかを示しています。米国は2.7倍、ドイツは1.9倍であった一方で、日本は1.2倍となっており、日本は株価のみならずGDPも低調だったことが確認できます。このことから、国の経済成長と株価には大きな関係性があると考えられます。

 また、世界の経済成長を効率的に資産運用へ反映させるためには、単一国ではなく複数の国・地域に分散して投資する必要があります。これは資産運用の世界では国際分散投資と呼ばれており、世界の経済成長による恩恵を享受できるとともに各地域固有のリスクを分散・低減することで、運用効率を高める効果があります。

世界経済を予測しパフォーマンスにつなげる

 投資を行ううえでは、将来的に株価上昇が期待できるかを見極める必要があります。そのためには、前述の通り株価と関連性の高いGDPの動向を予想します。GDP成長率は、おおまかに(1)労働力人口(以下、人口)、(3)資本ストック(設備投資など)、(3)技術の進歩のそれぞれの増減率の合計として捉えることができます。例えば、人口が増加した場合、他の要素が一定であれば、その国の経済成長率は高まるということです。

長期的には人口増で世界の株式は上昇期待

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