資産購入額と期間で複数案 ECB、QE縮小シナリオ議論

7日、政策決定後の記者会見に臨むECBのドラギ総裁=フランクフルト(AP)
7日、政策決定後の記者会見に臨むECBのドラギ総裁=フランクフルト(AP)【拡大】

 欧州中央銀行(ECB)が9月の政策委員会で議論した量的緩和(QE)縮小のシナリオは、月間購入額を400億ユーロ(約5兆2290億円)または200億ユーロに減らすことと、期間を6カ月または9カ月延長することなどを組み合わせた内容だったと、ロイター通信が匿名の情報源を引用して報じた。

 政策委員会に提示されたQE縮小の選択肢は月間購入額と期間の複数の組み合わせで、全てECBが自ら設定した既存の制限の枠内だと、事情に詳しい関係者が述べていた。

 ECBのドラギ総裁は7日の政策決定後の記者会見で、QEについて決定すべき点は「数多く、複雑」で、今後にリスクも顕在化し得ると指摘していた。決定の「大きな部分」は10月に下すだろうとも述べた。政策委での議論はQEの継続期間と購入額についてだったことも明らかにした。

 政策委員会メンバーのリイカネン・フィンランド中央銀行総裁は先週、ヘルシンキで「総裁はわれわれが10月の会合でこれらの点を協議すると述べる一方、細かい調整はそれよりさらに遅くなるかもしれない」と語った。「詳細とパラメーターはプログラム終了前に時間的な余裕を持って周知されるだろう」と付け加えた。

 また、バイトマン・ドイツ連邦銀行総裁は先週、ハンブルクで、政策委が決定を持ち越したのはインフレ軌道をめぐる不透明感が理由の一つだと説明。インフレ率は低い状態が続いているが、当局は「行動すべき時を逃さないように」留意しなければならないとも述べた。(ブルームバーグ Jana Randow、Alessandro Speciale)

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