英離脱に不安募るEU移民労働者 (1/4ページ)

ポーランドからの移民が多く働くトラディショナル・ノーフォーク・ポールトリー(TNP)の養鶏所=英シュロファム(ブルームバーグ)
ポーランドからの移民が多く働くトラディショナル・ノーフォーク・ポールトリー(TNP)の養鶏所=英シュロファム(ブルームバーグ)【拡大】

 祖国ポーランドを離れて12年がたつグレゴリー・ミグート氏(39)は、ほぼ一文無しの移民から中産階級の支配人に登りつめた。昨年、英養鶏業者トラディショナル・ノーフォーク・ポールトリー(TNP)に就職し、現在はロンドンから北東へ2時間ほどのイースト・アングリア地方で、13カ所の放し飼い養鶏所を監督している。

 25人いる従業員の大半は同郷のポーランド人だ。彼には家もあり、妻と英国生まれの娘2人と暮らしている。ミグート氏は最近の昇進を喜ぶよりも、迫り来るブレグジット(英EU離脱)後も英国に居続けられるのか、心配がつきないという。

 どうなる永住権

 ミグート氏のように、始まったばかりの離脱交渉の結果に運命を左右される在英の欧州連合(EU)市民は300万人を数える。英国のメイ首相は、今後決定される離脱日から遡(さかのぼ)って満5年の在英期間を持つEU市民には永住権を与えることを提案したが、EUとの合意には達していない。

 ミグート氏には永住権の申請資格があるものの、域内を移り住みながら複数の仕事に携わってきた同僚のEU移民の多くと同じ思いが頭の中を駆け巡っている。それは英国で暮らしていたことを証明する給与明細書を全部用意できるか、永住権の申請費用はいくらか、といったことだ。「何らかの理由で英国にいたことを証明できない期間があったらどうなるのか、多くの人が気をもむことになるだろう」と彼は話す。

EU市民の英国出国、企業にとっても試練の時

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