「クリーン食肉」に先行投資 低い環境負荷、新たな培養技術脚光 (1/2ページ)

メンフィス・ミーツを創業したユマ・バレティ氏(ブルームバーグ)
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 米穀物大手カーギルは、飼料や土地、水への依存度が低い食肉への需要の高まりを受け、動物の細胞を使った新しい培養技術を手掛けるサンフランシスコの新興企業メンフィス・ミーツへの出資を決めた。畜産や食肉処理なしに牛肉や鶏肉、アヒル肉を製造する同社には米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏や英ヴァージン・グループ創業者のリチャード・ブランソン氏といった著名投資家も出資している。

 ◆処理不要で健康的

 ブルームバーグ・ニュースの取材に対し、ブランソン氏は「メンフィス・ミーツへの出資に興奮している。30年もすれば食肉処理は一切不要になり、肉は全て培養肉か食物由来になるだろう。こうした肉は現在の肉と同じ味で、はるかに健康的なものになるはずだ」と述べた。メンフィス・ミーツの8月の発表によると、出資を受けた総額は1700万ドル(約18億8500万円)に達したという。

 カーギルにとって、今回の出資は消費者、特に米食品業界において急速に影響力を増しているミレニアル世代の動向に応えるものだ。有機食品への需要は急増し、持続可能な食品への注目は高まり、動物の扱いにはより高い関心が寄せられるようになった。大手食肉各社は従来の食肉の代替品探しに取り組み始めている。

 メンフィス・ミーツの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のユマ・バレティ氏は「世界中で愛されている食肉は私たちの文化や伝統の中心にあるが、従来型の食肉処理は環境や動物福祉、私たちの健康に課題をもたらしている。これらは誰もが解決したいと望んでいる問題だ」と述べた。同社は「クリーン・ミート運動」に取り組む姿勢を示し、これまでに2200万ドルの資金を調達している。

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